音楽好きな家庭環境の中で育ち、15歳で上京。高校時代から基礎発声を学ぶ。
大学で音楽サークルに所属しロックバンドでヴォーカルを担当。
都内の某ジャズライブハウスの新人ヴォーカルオーディションに合格後、東京、横浜各地のライブハウス、ホテルラウンジ等で活動。
1989年より“マリーン”のステージを始めとし、バックコーラスとしても活動を開始。
他に岩城晃一、谷村新司などのステージでも活躍。3年に亘り、アジア音楽祭でコーラスとして参加。香港・シンガポール・ジャカルタでステージを務める。ほか、企画物のレコーディングに参加。
1990年、東芝EMIより“MEW(ミュー)”というアーチストネームで、シングル『ONLY MENT FOR YOU』を発売。(JACCSのTVCMソングに起用される)
1991年、村瀬由衣としてファンハウスより本格デビュー。1stシングル『Once upon a time~彼が男をやめた理由』は阿久悠氏原作、片岡鶴太郎、石田えり主演のビデオ“男の純情集団”の主題歌、次のシングル『水曜の朝窓を開ける』はJR北海道のCMに起用される。
CDシングル8枚、アルバム4枚をリリースし、ラジオパーソナリティーも数局で担当。
その後は、忌野清志郎、和田アキ子他、アーティストのツアーサポートでも活躍していたが、体調を崩し活動を一旦休止。
1997年より鈴木雄大率いる『天才トノサマBAND』にヴォーカル&ギターで復帰。
1998年からは、PlayStation用ゲームソフト『天誅』のサウンドトラック、addu’aのメンバーとして挿入歌、シリーズ4作の歌唱を担当。(『天誅』はアメリカ、ヨーロッパでも大変人気があり、オリジナルサウンドトラックも発売されていた)力強さと独特のアジアンテイストで、ひと味違う歌の世界を披露。
2005年 韓国映画 グォン・サンウ主演“美しき野獣”の挿入歌を歌う。サントラ版に収録。
2009年、ベルウッドレコードからコンセプトジャズアルバム『Day By Day』、2014年、学生時代から馴染みのある曲を中心に、ウェストコースト系のカバー集『Love Me Like A Man』をリリース。
2021年、ユニット≪More Than Paradise≫に加入し、同年7月にモアパラとして30年ぶりとなるCDをリリース。11月25日、目黒ブルースアレイにてライブ開催。
2022年、鈴木雄大デビュー40周年記念プロデューサー編として、メジャーデビュー30周年記念ライブを11月29日におこなった。
「村瀬由衣 30th Anniversary Live ~Sweet & Cool あの頃、今、そしてこれから~ 」
FUN HOUSE時代の選りすぐりの楽曲を、また、須藤薫さん&杉真理さんデュオの名曲を杉氏とカバーし好評を得る。
幅広くコンスタントにライブ活動をしており、ジャンルにとらわれずに ”うたうたい” として名曲を歌い続けている。
素直できれいな歌声には定評があり、奥深く暖かい包容力のある歌心を持つシンガーである。